飲み会の後のラーメン。特に男性は好きですよね。
ダイエットのためには食べてはいけないとわかっていながら、足がラーメン屋に誘導されてしまう。

でも、自分と同じように、飲み会後のラーメンに付き合いながらも、全くスリムな体形を維持している人もいます。

なぜ、彼らは、真夜中にラーメンを食べても太らないのでしょうか?

そんな疑問を教えてくれるのが、本書の著者、ダイエットアプリ「あすけん」の管理栄養士さん。「食と栄養のプロフェッショナル」が、最新の栄養学と60万人のデータをもとにビジネスパーソンのための最強食事術をまとめています。

著者曰く、【「正しい食べ方」を知れば、自分は変えられる!】

昨今、「制限ダイエット」「一日一食ダイエット」など、様々な節制ダイエット法が紹介されていますが、著者は、管理栄養士の立場から、極端なこと、無理なことをしなくとも、食べ方の工夫自己管理で「正しく」食べれば、自分を変えられることを教えてくれます。

あの人が、夜中ラーメンでも太らない理由

仕事のできる人が食べても太らない理由は「食べ方」と「自己管理術」を知っているから。
夜中に食べたラーメンもすぐに脂肪になってしまうわけではありません。食べすぎたなと思ったら1週間を単位に、食べ過ぎた分、節制すればいいのです。食事が脂肪になる前のリセットです。デキる人は、この自己管理ができるのです。

ちなみに、食事はベジファースト(野菜をはじめに食べる)が大切です。ラーメンを食べる30分前に「野菜ジュース」を飲むのも効果的です。また、飲み会時に一杯目はビールだとしても、二杯目以降に何を飲むかも大切。太りにくいのは蒸留酒です。

なぜ、夜食べると太る?

大きな理由のひとつが「BMAL1(ビーマルワン)」という体内時計の調整に関わるたんぱく質。ビーマルワンは脂肪細胞の中にあり、脂肪を蓄積させる働きをもっています。このビーマルワンは働きが22~2時が高くなるため脂肪がつきやすくなります。

夜、どうしても食べたくなったら、「インスタントスープ」を飲みましょう。満足感がありながらもカロリー低めです。

食欲コントロールの鍵は、レプチンと睡眠

食事をすると満腹と感じのは、「レプチン」という食欲を抑制するホルモンが働いてるから。しかし、睡眠時間が短いと満腹ホルモンのレプチンが減少。一方で、空腹ホルモンのグレリンが増えてしまいます。睡眠時間が5時間の人は8時間の人に比べて、レプチンが16%少なく、グレリンが15%増えるという報告も。睡眠不足は大敵です。

メンタル:「ニセの食欲」で食べ過ぎていない?

たいしておなかが減っていなくても、おいしそうな食レポ番組を見ていると、無性に食べたくなるもの。このようなニセの食欲に騙されないようにすることが大切です。おなかが減っているときに買い物に行かない、買い置きしない、ガムを噛んで紛らわすなど、工夫が必要です。

 本書の最終章には、無理なく行えるダイエット法が複数紹介されています。また、全章を通じ、ちょっとしたダイエットの工夫が随所にちりばめられています。平素な内容で、サラサラ読めますが、納得感のある本です。オススメです。

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